満鮮
まんせん
名詞
標準
文例 · 用例
」Sは笑ひながらじろ/\とKの方を見て、「満鮮の髭面は内地にはお土産にはなりませんからね?
— 田山録弥 『海をわたる』 青空文庫
一九三四年十二月 百合子宛 第一信から注文※『世界国勢年鑑』※『世界地図』※『満鮮』※『我等若し戦わば』※『我等の陸海軍』 『明治維新研究』※『蹇蹇録』※スミス『国富論』※リカード『経済学原理』?
— 一九三八年(昭和十三年) 『獄中への手紙』 青空文庫
満州が独立国となり、日満鮮人の合衆国となり、それが更に名誉ある帝国にまで旬日の内に進化して了ったのは全く、大日本帝国軍部の遠大な計画に負うのであって、少くとも吾々大日本民族にとっては之が極めて慶賀すべき現象であることは、私が更めてここに証明するまでもないことだ。
— 戸坂潤 『社会時評』 青空文庫
同君は多年山形商業学校校長を勤められ、県立図書館長を兼ねて、先年満鮮旅行のさいに同行されたお方だ。
— 喜田貞吉 『春雪の出羽路の三日』 青空文庫
それはもはやどうにも対策が考えつかず、いっさいを投げ出して再び満鮮地方へでも出かけようかと捨鉢な気持さえ起りかねない矢先だった。
— 犬田卯 『瘤』 青空文庫
夏潮の今|退く平家亡ぶ時も六月一日 満鮮旅行への途次、門司着。
— 高浜虚子 『六百句』 青空文庫
満鉄における満鮮史の研究は、大正元年だか二年だかに、会社の事情でうちきりとなり、東京帝大の文学部の名で研究報告を続刊し、その出版費を会社から提供する、という形で纔かにその生命をつなぐことができた。
— 津田左右吉 『学究生活五十年』 青空文庫
昼の終り、平野が満鮮の東宝劇団の旅から帰りで寄ったので、南の広重といふ天ぷら屋へ行く、えび小さいのを三十幾つ食った。
— 昭和十四年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫