近代人
きんだいじん
名詞
標準
modern man
文例 · 用例
尤も、近代人が、自力をばかり恃む傾向があり、それにはそれの必然性があることを、私とて知らないのではない。
— 中原中也 『詩壇への願ひ』 青空文庫
そして近代人といふのは、多いか少いかこのむしなのではないか?
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
近代人中の極くもう愚劣な、へ理窟屋共が全然人造的なものを作りたいと企図したりする。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
不断の満たされた食事と、立派な暖房装置の家を持ち、外出に自動車を有する近代人は、あの蕭条とした自然の中にをののいている原始の恐怖を、もはや全く意識の表象から忘れてしまつた。
— 萩原朔太郎 『冬の情緒』 青空文庫
そしてそれが近代人の伝統破壊を喜ぶ一種の心理に適合するために、見当違いに痛快がられているようである。
— 寺田寅彦 『春六題』 青空文庫
世界的太宰治 ヨーロツパの近代人が書いた「キリスト傳」を二、三册讀んでみて、あまり感服できなかつた。
— 太宰治 『世界的』 青空文庫
自然に対しても、近代人は近江八景や、二見ヶ浦の日の出のような、伝習に囚われた名所や風光で満足が出来ないのである。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
一見無技巧のやうな言葉の中にこそ、近代人の鋭どい感性が働いてゐるのだ。
— 萩原朔太郎 『室生犀星の印象』 青空文庫
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近代人(きんだいじん)とは、近代的な人物を表す言葉であり、その特徴としては個人主義的、合理的、科学的などといった事柄が挙げられる。
出典: 近代人 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0