碧玉
へきぎょく
名詞
標準
jasper
文例 · 用例
林は全く黄葉み、蔦紅葉は、真紅に染り、霧起る時は霞を隔て花を見るが如く、日光直射する時は露を帯びたる葉毎に幾千万の真珠碧玉を連らねて全山|燃るかと思はれた。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
柳の間をもれる日の光が金色の線を水の中に射て、澄み渡った水底の小砂利が銀のように碧玉のように沈んでいる。
— 国木田独歩 『河霧』 青空文庫
琴は碧玉の調を彈じ、爐には白珠の砂を煉る。
— 泉鏡花 『花間文字』 青空文庫
黄色な草穂はかがやく猫睛石、いちめんのうめばちそうの花びらはかすかな虹を含む乳色の蛋白石、とうやくの葉は碧玉、そのつぼみは紫水晶の美しいさきを持っていました。
— 宮沢賢治 『虹の絵具皿』 青空文庫
露はちくちくっとおしまいの青光をあげ碧玉の葉の底に沈んで行きました。
— 宮沢賢治 『虹の絵具皿』 青空文庫
「十力の金剛石はただの金剛石のようにチカチカうるさく光りはしません」 碧玉のすずらんが百の月が集まった晩のように光りながら向こうから言いました。
— 宮沢賢治 『虹の絵具皿』 青空文庫
仰げば蓋を張つたやうな樹の翠、俯けば碧玉を溶いたやうな水の碧、吾が身も心も緑化するやうに思はれた。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
裸体に、被いて、大旗の下を行く三人の姿は、神官の目に、実に、紅玉、碧玉、金剛石、真珠、珊瑚を星のごとく鏤めた羅綾のごとく見えたのである。
— 泉鏡花 『茸の舞姫』 青空文庫
作例 · 標準
海辺で拾った碧玉を研磨してみると、深みのある緑色の光沢が現れた。
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彼女は誕生石である碧玉があしらわれたアンティークの指輪を大切にしている。
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碧玉は古代からお守りとして珍重され、多くの装飾品に用いられてきた。
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ウィキペディア
碧玉(へきぎょく、jasper、ジャスパー)は、微細な石英の結晶が集まってできた鉱物(潜晶質石英)であり、宝石の一種。
出典: 碧玉 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0