気安い
きやすい
形容詞
標準
relaxed
文例 · 用例
いっそまた鳥羽へ行って、あの巌に掴まって、(こいし、こいし、)と泣こうか知らぬ、膚の紐になわつけて、海へ入れられるが気安いような、と島も海も目に見えて、ふらふらと月の中を、千鳥が、冥土の使いに来て、連れて行かれそうに思いました。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
「あなたは二晩ほどお休みになりませんね」 とホームズは彼独特の気安い愛想のよい調子で云った。
— THE YELLOW FACE 『黄色な顔』 青空文庫
東京では女ひとりの所帯はたいへん気安いとかいいますから……」 予は突然打ち消して、「とんでもないことです。
— 伊藤左千夫 『紅黄録』 青空文庫
そりゃ東京では針仕事のできる人なら身一つを過ごすくらいはまことに気安いには相違ないですが、あなたは身分ということを考えねばなりますまい。
— 伊藤左千夫 『紅黄録』 青空文庫
」 父と愛子との問題もあつたには違ひないが、一年休んでゐるうちに彼自身学校が厭になつて、もつと気安い世間並の生活に取りつかうとしたことは明らかであつた。
— 徳田秋聲 『歯痛』 青空文庫
結句船の中の人たちから度外視されるのを気安い事とまでは思わないでも、葉子はかかる結果にはいっこう無頓着だった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
葉子は結局それを気安い事にして、その新聞を持ったまま、自分の部屋に帰った。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
信一郎は結局それを気安いことに思った。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
作例 · 標準
彼は部長という立場だが、部下とも気安く言葉を交わしてくれるので、チームの風通しが良い。
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昔からの馴染みの店なので、仕事帰りに一人でも気安く立ち寄ることができる。
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「そんなに気安い間柄じゃないんだから、初対面の人にその口の利き方は失礼だよ」
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