棒先
ぼうさき
名詞
標準
end (of a stick, rod, pole, etc.)
文例 · 用例
手代になって、羽織を許される羽織手代になって、交際いや仕入れ代価の棒先きを切る金で、茶屋小屋の酒が飲めるようになって、遊里にも出入りをし、女に不自由はなくなったが、自分に取っては女は中途半端なものに感じられた。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
キラリ、朝陽に短く光りの尾が曳いたかと見るまに、どこからか飛んで来て、プツリ、お駕籠の棒先に突きささったのは手裏剣だった。
— 佐々木味津三 『老中の眼鏡』 青空文庫
旦那のためには御馬前に討死さえせんと言いし忠臣義士が、その買物の棒先を切るとはあまり不都合ならずや。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
取押えようとする同心や足軽の手先の棒先を潜り廻って、あちらへ抜け、こちらへ抜ける早業が、充分に喧嘩と人騒がせに慣れきっているものの振舞です。
— お銀様の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
これを採取するのは、四月からだが、木を二本梯子のようにして、その上に二個の盥をくびって筏のようにつくり、盥には人が乗って棒先で採るのである。
— 北大路魯山人 『洛北深泥池の蓴菜』 青空文庫
番士は棒先をそろえて防いでいたが、そのうちに、手にあわなくなって刀を抜いた。
— 久生十蘭 『奥の海』 青空文庫
この男の気象から言うと、キット幾分は棒先を切って居りましょう。
— 第六夜 人形の獄門 『新奇談クラブ』 青空文庫
尤も校長はペテン省の棒先丈けに何処でも無為にして一級俸を貪っている」「ナカ/\辛辣だね」「それから中学小学の教員にも機会の許す限り会って実状を探ったが、この連中は妙に諦めが好い。
— 佐々木邦 『ぐうたら道中記』 青空文庫
作例 · 標準
釣り竿の棒先が水面に軽く触れ、魚の気配を探った。
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旗の棒先には、古い布が巻きつけられて風になびいていた。
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彼は杖の棒先で地面を叩きながら、ゆっくりと道を歩いた。
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標準
end of a palanquin carrying pole
作例 · 標準
駕籠の棒先が地面につき、殿様が乗り降りする準備ができた。
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長時間担ぎ続けた棒先には、擦り切れた跡が深く刻まれていた。
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棒先の重さを分散させるため、三人がかりで輿を担いだ。
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標準
palanquin bearer
作例 · 標準
祭りの行列で、威勢の良い掛け声とともに棒先たちが進んでいく。
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熟練の棒先は、どんな悪路でも駕籠を安定して運ぶことができた。
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彼は若い頃、街道で棒先として働き、家計を支えていた。
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