夕雲
ゆうぐも
名詞
標準
early evening cloud
文例 · 用例
豐岡から來る間、夕雲の低迷して小浪に浮織の紋を敷いた、漫々たる練絹に、汽車の窓から手をのばせば、蘆の葉越に、觸ると搖れさうな思で通つた。
— 泉鏡花 『城崎を憶ふ』 青空文庫
こう思って来ますと先生にまたうかび寄る夕雲の哀れさがあって再び山をも顧る私たちでありました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
吐血罌粟畑日は紅紅と、水無月の夕雲|爛れ、鳥鳴かず。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
短い日は村の林の梢に棚引いた土手のやうな夕雲に眞倒樣に落ちつゝある。
— 長塚節 『寫生斷片』 青空文庫
京都の荒廃「なれや知る、都は野辺の夕雲雀、あがるを見ては落つる涙は」有名な古歌である。
— 菊池寛 『応仁の乱』 青空文庫
母に連れられた子供は、遠い夕雲と母親の足どりに氣をくばりながら物悲しく歩いて、お葉と行き違つたのである。
— 素木しづ子 『三十三の死』 青空文庫
天晴夕雲の紅に彩られつと見えたのは、塀に溢るるむらもみじ、垣根を繞る小流にも金襴颯と漲ったので。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
朱に輝く夕雲のすき間から、今入りかけの太陽が、細く強い光を投げて、稲田の原を照り返しうるおいのある空気に一種の色ある明るみが立った。
— 伊藤左千夫 『紅黄録』 青空文庫
作例 · 標準
週末の夜は、決まって夜更かしして、都会の夕暮れ族のような生活をしている。
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彼は、彼女の夕暮れ族のような自由奔放な生き方に惹かれた。
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最近の若者は、伝統的な価値観よりも、夕暮れ族のようなライフスタイルを好む傾向がある。
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