一番上
いちばんうえ
名詞-の形容詞名詞
標準
highest
文例 · 用例
気が付いてみると自分は一番上の字の真中を真黒にしている。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(2)』 青空文庫
去年の正月ある人に呼ばれて東京一流の料亭で御馳走になったときに味わった雑煮は粟餅に松露や蓴菜や青菜や色々のものを添えた白味噌仕立てのものであったが、これは生れてから以来食った雑煮のうちでおそらく一番上等で美味な雑煮であったろうと思われる。
— 寺田寅彦 『新年雑俎』 青空文庫
この上品さを徹底させると結局何も描かないのが一番上品だという事も云われる。
— 寺田寅彦 『二科会その他』 青空文庫
生き残った家鴨どもはわれわれには実によく馴ついて、ベランダの階段の一番上まで上がって来てパン屑をねだる。
— 寺田寅彦 『高原』 青空文庫
(牛の肉の中で一番上等が此の舌だといふのは可笑しい。
— 宮沢賢治 『種山ヶ原』 青空文庫
元来あの蔵元屋は昔からこの万延寺でも一番上等の檀家で御座いましつろうがなあ和尚さん」「ヘエヘエ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
先方は揃いの新しいユニフォームをチャンと着ているのに、こちらはワイシャツにセイラ・パンツ、古足袋、汗じみた冬中折れという街頭のアイスクリーム屋式が一番上等で、靴のままコートに上って叱られるもの。
— 夢野久作 『ビール会社征伐』 青空文庫
左の足先は階子の一番上のおどり段に頼んだが、右の足は宙に浮かしているよりしようがなかった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4