口針
こうしん
名詞
標準
stylet
文例 · 用例
盲目の少年は、やさしい声で、だれかこうしんせつに聞いてくれましたので、少年は、姉が自分をここに置いて、どこへかいってしまったことをありのままに告げました。
— 小川未明 『港に着いた黒んぼ』 青空文庫
北の国のすずめは、旅へきて、心細く感じていた際に、こうしんせつにいわれると、ほんとうにうれしかったのでした。
— 小川未明 『温泉へ出かけたすずめ』 青空文庫
明日はかなり積もりましょう」 栄三郎はこうしんみり言って、戸外の雪を聴くように静かに耳をすましながら、おさよの手もとに見入った。
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
今度何かあったら、存分にその鼻を働かして、嗅ぎ出してみるがよい」 こうしんみり言う平次、それほどの名人になって、快刀乱麻を断つような明智の持主でも、最後はやはり人間の「直覚」に頼らなければならないことを知っているのでした。
— 路地の小判 『銭形平次捕物控』 青空文庫
もっとも、あんなに綺麗じゃ随分殺したい者も多勢あったろうが」 捕物の名人で、江戸開府以来と言われた御用聞、銭形平次は、子分のガラッ八こと、八五郎を迎えていつにもなくこうしんみりしました。
— 人形の誘惑 『銭形平次捕物控』 青空文庫
作例 · 標準
医療用の口針を使い、組織のサンプルを採取した。
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