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静脈

じょうみゃく
名詞頻度ランク #16243 · 青空 289
1
標準
vein
文例 · 用例
梶棒の先につけた提灯の光が車夫の手の静脈を太く浮び上がらしていた。
織田作之助 青空文庫
父の眼は、ぢつと白痴の馬右エ門を見つめ、静脈のはつきり現はれてゐる手はわなゝいてゐた。
新美南吉 鍛冶屋の子 青空文庫
見てゐると、葉を喰ひちぎられ、打ち倒され、もはや枯死しかけてゐる菊も、三郎の手に依つて植ゑ直されると、颯つと生気を恢復し、茎はたつぷりと水分を含み、花の蕾は重く柔かに、しをれた葉さへ徐々にその静脈に波打たせて伸腰する。
太宰治 清貧譚 青空文庫
加奈子の靴尖が地面の皮膚の下に静脈の通っていなそうな所を選んで鷺のように、つつましく踏み立つ。
岡本かの子 豆腐買い 青空文庫
いまは瘠せてしまって心配そうな太い静脈が額に絡み合っている。
岡本かの子 豆腐買い 青空文庫
加奈子のショールの外へ出た丸い手の薄皮にはほんのり枝を分けて透けて見える静脈が黄昏を感じて細くなってる。
岡本かの子 豆腐買い 青空文庫
君枝が渡す下足札を押しいただいて受けとり、その手は血の色もなく静脈が盛り上って、かさかさと土のようで、子供心に君枝は胸が痛み、ひとびとが言うほど自分が祖父から辛く扱われているとは、思えなんだ。
織田作之助 わが町 青空文庫
ベンゲットの他あやんも到頭本望とげて、マニラで死ねるぞ」 振った手を握りしめると、痛々しく静脈が浮き上った。
織田作之助 わが町 青空文庫
作例 · 標準
採血の際、看護師さんは私の腕の静脈を慎重に探した。
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皮膚の薄いところから、青白い静脈が透けて見えている。
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全身を巡った血液は、静脈を通って再び心臓へと戻っていく。
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ウィキペディア

静脈 は、毛細血管から発生した静脈血を心臓に送るために使われる血管。毛細血管の吻合により細静脈に至り静脈となる。ただし肺静脈のみ、他の静脈とは機能が違い動脈血が流れる。

出典: 静脈 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0