在るがまま
あるがまま
表現名詞-の形容詞副詞名詞
標準
as it is
文例 · 用例
このロマン主義にあらわれている彼の受動性は、ヨーロッパ文化の伝統に対して、日本文化の伝統というものをいきなり在るがままの常套、約束、陳腐ごと受けいれ得る性格にあらわれている。
— ――鴎外・漱石・荷風の婦人観にふれて―― 『歴史の落穂』 青空文庫
在るがままに在らしめ、成るがままに成らしめる、それが私の心境でなければならない。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
そしてただ在るがままのちっぽけな自分自身が、しみじみと感じられていとおしくなった。
— 豊島与志雄 『父母に対する私情』 青空文庫
お母さん、私はここにこうしています、自分の在るがままの生を愛して生きています、と母に向って――大地に向って、囁きたい気持である。
— 豊島与志雄 『父母に対する私情』 青空文庫
彼はただ足の行くままに目当もなく、墓地の片隅から発足して墓石の文字を一字づつ在るがままに読みつぶしては歩いてゐたが、時々気に入つた墓を見出す度毎に、自分の親しい知人達を一人づつ静かに其処へ埋葬して、それはそのまま忘れたやうに其処へ埋めて歩いて行つた。
— 坂口安吾 『竹藪の家』 青空文庫
調子に乗るものの常として、在るものを在るがままに見ないのである。
— 岸田國士 『荒天吉日』 青空文庫
在るがまま、便きなき、在るを忍びて、文もなし、曲もなし、唯あらはなり、臥房なき人の生や裸形の「痛み」、さあれ身に惱みなし、涙も涸れて。
— 蒲原有明 『有明集』 青空文庫
わが手によつて在るがままに再現されるそのことだけで、充分満足を覚えたのだ。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日在るがままについて考えている。
在るがままという言葉は日本語で重要だ。
彼は在るがままの意味を理解している。
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