野生児
やせいじ
名詞
標準
feral child
文例 · 用例
研究室に巣くったそうした類の野生児のおもちゃになったのが、UNIXと名付けられたオペレーティング・システムだった。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
二人は草履穿きで、野生児のようにそこらを駈けまわった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
――これは野生児の私にとつては痛快な発見でした。
— 犬養健 『亜剌比亜人エルアフイ』 青空文庫
自から能なしだと云ふ彼は、能不能の問題ではなく文明といふ生活形態とは全く同調できない野生児なのである。
— 佐藤春夫 『天成の詩人』 青空文庫
天成の詩人たる野生児は人間よりもむしろ彼と同じく原始的な存在である木石のたぐひに対して人間以上の親愛の情を抱いてゐる。
— 佐藤春夫 『天成の詩人』 青空文庫
その頃の精悍な野生児の面影は一見温雅な彼の詩の奥底にも地熱となつてひそんでゐるのである。
— 佐藤春夫 『天成の詩人』 青空文庫
作例 · 標準
彼はジャングルで狼に育てられたという伝説を持つ、まさに現代の野生児である。
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裸足で冬の山中を駆け回る元気な彼を見て、近所の人は「野生児」と呼んで可愛がった。
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厳しい自然環境の中で自力で生き延びた少年の物語は、貴重な野生児の記録となった。
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