天質
てんしつ
名詞
標準
natural talents
文例 · 用例
彼は真に天質的な詩人であり、且つ最も善きリリツクを持つてゐた詩人であつた。
— 萩原朔太郎 『冬の情緒』 青空文庫
絶対的態度 天質において偉人たりし子規子は人格においても偉人なり、そは子規子生涯を通じて一貫せる態度の絶対的なりしにあり。
— 正岡先生論 『絶対的人格』 青空文庫
彼等がもし外國に生れたら、生涯その天質の美を守つて、朗らかな詩を書いた筈だ。
— 萩原朔太郎 『悲しき決鬪』 青空文庫
なぜなら彼は、眞の天質的な文學者であるからだ。
— 萩原朔太郎 『悲しき決鬪』 青空文庫
例へば天質的に愚鈍であつたり、先天的に懶惰であつたりする男が、生涯不幸の境遇に終ることは、宿命的に止むを得ない事情である。
— 萩原朔太郎 『所得人 室生犀星』 青空文庫
性來全く詩人的天質を缺いて居たと想像される所の、或る日本の老學者は、自ら「古今集を讀むこと一千遍」にして詩人に成り得たと言つて居る。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
彼が抱上げると、彼女は、寒天質の中に植物の種子を入れたような、草入水晶に似た瞳をむけて、甘えた声で訴えるのであった。
— 中島敦 『プウルの傍で』 青空文庫
現實と自分との間を、寒天質の視力を屈折させるものが隔ててゐる。
— 中島敦 『かめれおん日記』 青空文庫
作例 · 標準
彼の演劇に対する天質は、子供の頃から明らかだった。
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天質に恵まれた彼女は、努力を重ねて一流のピアニストになった。
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彼は天質を磨き、その分野で誰にも真似できない境地に至った。
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