羅宇
ラウ異読 ラオ
名詞頻度ランク #20943 · 青空 185 例
標準
bamboo stem (of a Japanese pipe)
文例 · 用例
八|疊の座敷に六|枚屏風たてゝ、お枕もとには桐胴の火鉢にお煎茶の道具、烟草盆は紫檀にて朱羅宇の烟管そのさま可笑しく、枕ぶとんの派手摸樣より枕の總の紅ひも常の好みの大方に顯はれて、蘭奢にむせぶ部やの内、燈籠臺の光かすかなり。
— 樋口一葉 『われから』 青空文庫
羅宇の真中を三本の指先で水平に支えて煙管を鉛直軸のまわりに廻転させるという芸当も出来ないと幅が利かなかった。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
いつも同じ羅宇屋が巡廻して来た。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
その羅宇屋が一風変った男で、小柄ではあったが立派な上品な顔をしていて言葉使いも野卑でなく、そうしてなかなかの街頭哲学者で、いろいろ面白いリマークをドロップする男であった。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
その頃の羅宇屋は今のようにピーピー汽笛を鳴らして引いて来るのではなくて、天秤棒で振り分けに商売道具をかついで来るのであったが、どんな道具があったかはっきりした記憶がない。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
道具も永く使い馴らして手擦れのしたものには何だか人間の魂がはいっているような気がするものであるが、この羅宇屋の道具にも実際一つ一つに「個性」があったようである。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
なんでも赤※びた鉄火鉢に炭火を入れてあって、それで煙管の脂を掃除する針金を焼いたり、また新しい羅宇竹を挿込む前にその端をこの火鉢の熱灰の中にしばらく埋めて柔らげたりするのであった。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
羅宇屋に盗まれる恐れがあるので外ずして渡す趣向になっていたものらしい。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
作例 · 標準
古い煙管の羅宇は、使い込むほどに深みのある色艶を増していく。
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職人が丁寧に磨き上げた羅宇は、手触りが非常に滑らかだった。
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羅宇の先に刻まれた繊細な模様は、昔の職人技を物語っていた。
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