言い条
いいじょう
名詞
標準
one's say
文例 · 用例
秋の日は釣瓶落しだ、お前さん、もうやがて初冬とは言い条、別して山家だ。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
もし又、武士と武士とが誓言の表、今更白柄組とやらの仲間を引くことがならぬとあれば、わたしが水野殿に会うてきっと断わって見せます」 何さまこの伯母御ならば、白柄組の頭と仰ぐ水野十郎左衛門を向うに廻して、理を非にまげても自分の言い条をきっと押通すに相違あるまいと、お菊もひそかに想像した。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
九郎右衛門はなぜか渋っていたが、結局わが子の言い条を通して、親方のところへ暇を貰う掛合いに行くことになった。
— 岡本綺堂 『心中浪華の春雨』 青空文庫
重吉は十円を五円に負けてくれと言ったが、自分は聞き入れないで、とうとうこっちの言い条どおり十円ずつ送らせることに取りきめた。
— 夏目漱石 『手紙』 青空文庫
和尚は衰えた松の薬には酒がいいことを聞いていたが、酒は自分にも二つとない好物だったので、いくら松のためとは言い条、それを譲るわけにはゆかなかった。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
しかし、よくよく考えまするに、名器とは言い条、これまで数多の人の手にかかりたるやも知れざる品、むかし宋の徽宗皇帝は秘蔵の名硯を米元章に御貸与えになり、一度臣下の手に触れたものは、また用い難いとあって、そのまま元章にお下げになりましたとやら。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
特にお声がかりで招き呼ばれたとは言い条、町方勤めの八丁堀ものが、城内の変事に手を染めたことからしてが、そもそも異常事なのでした。
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
しかもそれが新刀は新刀でしたが、どうやら平安城流を引いたらしい大変れ物で、荒沸え、匂い、乱れの工合、先ず近江守か、相模守あたりの作刀らしい業物でしたから、時刻は今|短檠に灯が這入ったばかりの夕景とは言い条、いわゆるこれが良剣よく人をして殺意を起こさしむと言う、あの剣相の誘惑だったに違いない。
— 続旗本退屈男 『旗本退屈男 第二話』 青空文庫
作例 · 標準
彼にも彼なりの言い条があるのだろうが、無断で欠席したという事実は動かせない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
双方の言い条を公平に聞き入れた上で、慎重に仲裁案を提示する必要がある。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
あれこれと言い条を立てて、彼は結局最後まで自分の非を認めようとはしなかった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼女の言い条によれば、今回のシステム障害は全くの不可抗力によるものだという。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
標準
although
作例 · 標準
双方の言い条が真っ向から対立しており、事態の収拾に向けた合意形成は困難を極めている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
彼は家庭の事情という言い条で、進行中のプロジェクトから突然離脱することを申し出た。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
予算が限られているとは言い条、公共施設の老朽化をこれ以上放置するわけにはいかない。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「相手の言い条を鵜呑みにするのではなく、事実関係を自分たちの目でも確かめるべきだ」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview