焼け火箸
やけひばし
名詞
標準
burning-hot tongs
文例 · 用例
それを買って来て焼け火箸で両方の目玉のまん中に穴を明ける。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
そうして、それとともに、相手の横に払った太刀をあびて、恐ろしい叫び声を出しながら、焼け火箸でも踏んだように、勢いよくとび上がると、そのまま、向こうの顔へしがみついて、二人いっしょにどうと倒れた。
— 芥川龍之介 『偸盗』 青空文庫
寝入らうとする哲学者の口を裂いて、その軟かい長い舌を引出して燃立つ焼け火箸を恐ろしい勢ひで舌にさし付けるのだ……焼けて血が口に満つと塩辛い血の味がする。
— 死線を越えて 『死線を越えて』 青空文庫
そして眉間と、左右の米かみのところに焼け火箸で突いたほどの孔のあとが残っているのである。
— ――一名南蛮鋳物師の死―― 『青銅の基督』 青空文庫
そして眉間と、左右の米噛みの処に焼け火箸で突いた程の穴の痕が残つてゐるのである。
— ――一名南蛮鋳物師の死 『青銅の基督』 青空文庫
だが女の表情は、焼け火箸でデンの背骨を突き刺すかのようだった。
— BEING AN ADVENTURE OF DRENTON DENN, SPECIAL COMMISSIONER 『ドレントン・デン特派員の冒険』 青空文庫
作例 · 標準
鍛冶屋の主人が、真っ赤に熱した焼け火箸を冷水に入れて焼きを入れた。
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焼け火箸を押し当てられたかのような、鋭い痛みが足の先に走った。
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時代劇の拷問シーンで、赤く焼けた焼け火箸が登場して思わず目を背けた。
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