竹木
ちくぼく
名詞
標準
文例 · 用例
そんな事はどうでもいいが、とにかくに骨董ということは、貴いものは周鼎漢彝玉器の類から、下っては竹木雑器に至るまでの間、書画|法帖、琴剣鏡硯、陶磁の類、何でも彼でも古い物一切をいうことになっている。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
そんな事は何様でも可いが、兎に角に骨董といふことは、貴いものは周鼎漢彝玉器の類から、下つては竹木雑器に至るまでの間、書画法帖、琴剣鏡硯、陶磁の類、何でも彼でも古い物一切を云ふことになつてゐる。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
『和漢三才図会』に蝮の子生まるる時尾まず出で竹木を巻き母と子と引き合うごとく、出生後直ぐに這い行く、およそ六、七子ありという。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
鑛毒浸入に因れる堤防の竹木草苔の枯涸。
— 田中正造 『公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書』 青空文庫
竹木草苔の枯涸に因れる堤防の決潰。
— 田中正造 『公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書』 青空文庫
竹木をいいかげんに組み合わせて、物干台をつくり、それに着物をあんばいして乾かしている間に、茂太郎はふと、その袂から蘆管を探り出しました。
— めいろの巻 『大菩薩峠』 青空文庫
まず、門の作り方、家の造作、器具に至るまで、日本品をもって備え付けられ、庭園の植え込み、竹木等、みな日本種ならざるはなく、いちいち日本より舶来せるものなり、と特に五重の石の塔のごときまで配致せられ、最も私の目を驚かしたのは、庭園に注ぐべき水を運ぶために、水ニナイ桶の備えられてありましたのです。
— 井上円了 『妖怪談』 青空文庫
襲撃のおそれある家では、危険を避け、一揆が徘徊すると酒肴を出して御機嫌をとる向きもあったが、町内または知人らから竹木を集めて町の入り口に防禦の柵矢来を構うるやからもあった。
— 原勝郎 『東山時代における一縉紳の生活』 青空文庫