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笑いさざめく

わらいさざめく
動詞
1
標準
文例 · 用例
私の自転車の提灯の火を見て、さては、狐火、と魂消しましたぞ、などと相かえり見て言って、またひとしきり笑いさざめくのである。
太宰治 懶惰の歌留多 青空文庫
夕暮に城にかえれば、少女らの笑いさざめく声、石門の外まで聞ゆ。
森鴎外 文づかい 青空文庫
その笑いさざめく座敷の中で、お染はやはり俯向いていろいろのことを考えつめていた。
岡本綺堂 鳥辺山心中 青空文庫
笑いさざめくうちに、舞台回る)          第二場宗清の離座敷。
菊池寛 藤十郎の恋 青空文庫
いかなる詩聖の言葉のかげにも又いかばかり偉大な音楽家の韻律のかげにもたとえ表面は舞い狂う――笑いさざめく華かさがあってもその見えない影にひそむ尊い悲しみが人の心を動かすものであろう。
宮本百合子 千世子(二) 青空文庫
いや、楽器をおいて、笑いさざめく声がよく聞えた。
浜尾四郎 彼は誰を殺したか 青空文庫
御晩食の後は奥様と御対座、それは一日のうちでも一番楽しい時で、笑いさざめく御声が御部屋から泄れて、耳を嬲るように炉辺までも聞える位でした。
島崎藤村 旧主人 青空文庫
群れて笑いさざめく彼等、男の声、女の声。
宮本百合子 一粒の粟 青空文庫
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