好青年
こうせいねん
名詞
標準
good young man
文例 · 用例
津田氏だって、憂国の好青年だった事においては変りは無いのだ。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
それに、美和子が、彼の好青年ぶりをからかっているのも間違っていた。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
解官されて源氏について漂泊えた蔵人もまた旧の地位に復って、靫負尉になった上に今年は五位も得ていたが、この好青年官人が源氏の太刀を取りに戸口へ来た時に、御簾の中に明石のいるのを察して挨拶をした。
— 松風 『源氏物語』 青空文庫
『失礼ですが、貴方のいまのお話しは間違つてはをりませんでせうか―』 とその男は話しかけるのです、見ると全く見も知らぬ年頃三十歳位の、小綺麗な服装をした、嫌味のない好青年でした。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
一週間後のある夕暮れ、ラ氏を不意に訪れたのは、某教会の日曜学校を監理している三十格好の好青年であった。
— 松永延造 『ラ氏の笛』 青空文庫
加藤は村瀬と同じ大学を去年卒業した村瀬よりも二年の後輩にあたる男で、就中近頃の村瀬の羨望を代表するが如き溌溂さや物事の恬淡さを兼備して、見るからに近代的な好青年だつた。
— 牧野信一 『女に臆病な男』 青空文庫
加けに相手の男の容子は、見るからに凜々しく頼もし気な好青年で、彼は恰も同じ甲虫類でありながらも、颯爽たるカブト虫とならんだコメツキ虫に等しい暗鬱な卑下を覚ゆるばかりであつた。
— 牧野信一 『真夏の朝のひとゝき』 青空文庫
身長の高い、ラグビイ選手タイプの好青年で、勿論、姉の怖るべき犯罪を識り、懸命に匿っているものに相違ない。
— 牧逸馬 『アリゾナの女虎』 青空文庫
作例 · 標準
彼は礼儀正しく、誰に対しても親切に接するので、近所でも評判の好青年だ。
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娘が連れてきた婚約者は、誠実そうな人柄がにじみ出ている好青年だった。
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ボランティア活動に熱心に取り組む彼の姿は、まさに現代の好青年と言える。
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