油濃い
あぶらこい
形容詞
標準
greasy
文例 · 用例
翁の嗜好は昔から淡白で、油濃いものが嫌いと老夫人がよく他人に吹聴して居られた。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
帰途、魚市場の前を通りかゝつて、鯖を一尾買うて戻つた(私が生魚を買つたのは、今年はこれが最初ではないか知ら)、下手糞に料理して食べたが、予期したほどうまくなかつた、私の嗜好はたしかに、腥いもの油濃いものから去つてしまつた、肉食よりも菜食が好きになつてゐる。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
全体に食物は、油濃いものの外は、あまり註文をおっしゃらないので、いつでしたか歯が痛むといって、蕎麦掻ばかりを一カ月も続けられたのには皆|呆れました。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
昼御飯に私は近くの食堂に行き、油濃い魚の煮付をおかずにして飯をむさぼり食べた。
— 梅崎春生 『風宴』 青空文庫
劇場の工場はその油濃い灰と焼けるような煙とを、以前は全ヨーロッパを香らせる音楽の花を咲かしていたこの土地に、まき広げていた。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
作例 · 標準
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