大八車
だいはちぐるま
名詞
標準
large two-wheeled wagon
文例 · 用例
大八車が二台三台と続いて通る、その空車の轍の響が喧しく起こりては絶え、絶えては起こりしている。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
引手も馬方もない畜生が、あの大地震にも縮まない、長い面して、のそり/\と、大八車のしたゝかな奴を、たそがれの塀の片暗夜に、人もなげに曳いて伸して來る。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
……」 橋の上を、ぬほりとして大きな馬が、大八車を曳きながら。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
大八車を挽いて、「廃球たまってまへんか」と電灯会社や工場を廻った。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
」 とにかく、このお家にもこれ以上ご厄介をかけてはいけない、明日、また他の家を捜そうという事に二人の相談はまとまった様子で、翌る日、れいの穴から掘り出した品々を大八車に積んで、妹のべつの知人のところへ行った。
— 太宰治 『薄明』 青空文庫
」 がたがたと下りかかる大八車を、ひょいと避けて、挨拶に外した手拭も被らず、そのまま、とぼんと行く。
— 泉鏡花 『白金之絵図』 青空文庫
二 文吉は夜なかに起されると、大八車に筍を積んだ。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
反歌青銭の穴あき銭をかなしよと父のみ前に貫きて数へつ魚市魚市は師走の市、歳のすゑ、大つごもり前の三日、雪よ霰ふる中を、塩鰤や、我が家の市、競り市や、魚市場、戦や、船に馬に大八車、わさりこ、えいやえいや、かららよ、えいやえいや、人だかりわらわら、はいよ、天秤、担棒、走る走る、えや肩掻きわけて。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
作例 · 標準
昔の日本では、大八車で重い荷物を運んでいた。
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歴史ドラマで、商人が大八車を押して町を行く場面を見た。
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大八車は、現代のトラックのような役割を果たしていたのだろう。
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