幻辞.com

明清

みんしん
名詞
1
標準
文例 · 用例
いまはすっかり青ぞらに変ったその天頂から四方の青白い天末までいちめんはられたインドラのスペクトル製の網、その繊維は蜘蛛のより細く、その組織は菌糸より緻密に、透明清澄で黄金でまた青く幾億互に交錯し光って顫えて燃えました。
宮沢賢治 インドラ[※1]の網 青空文庫
燭火は外界の暗黒なるに從つて其の威力を増し、闇黒の度を減じて明らかなるに從つて其の威力を減じ、光明清白なる晝間に於ては殆ど全く其の威力を失ふ。
幸田露伴 努力論 青空文庫
ましてこのような言葉で人を教える者は、象山氏に限らず漢唐(中国、漢・唐の時代)の訓詁家と明清(中国、明・清の時代)の考察家を除いては、周敦頤・程子・朱子・王陽明等皆|説は異なるが、同様な意で言葉を立て訓を垂れて、後生の人が古聖の道を実践体得することを願ったのである。
幸田露伴 悦楽(現代訳) 青空文庫
淡淵は「其講経不拘漢宋、而別新古、従人所求、或用漢唐伝疏、或用宋明註解」平洲の如きも、「講説経義、不拘拘于字句、据古註疏為解、不好参考宋元明清諸家」と云ふのである。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
唐宋元明清の医家には真に大家と称するに足るものが莫い。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
是は明清医家の為す所に倣つたのである。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
それには平生|香奩体の詩を読んだり、sentimental な、fatalistique な明清の所謂才人の文章を読んだりして、知らず識らずの間にその影響を受けていた為めもあるだろう。
森鴎外 青空文庫
その頃の那珂川の水は透明清冽で博多織糸の漂白場であったが、ずっと上流まで博多湾から汐がさして、葦原と白砂の洲が到る処に帯のように続いていた。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫