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名詞
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標準
文例 · 用例
辰盛は兄重光の二男|輔之を下野から迎え、養子として玄と称えさせ、これに医学を授けた。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
為隣は寛保元年正月十一日に家を継いで、二月十三日に通称の玄春を二世|玄と改め、翌寛保二年七月二日に歿し、跡には登勢が十二歳の未亡人として遺された。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
彼は、咄に立ち去ろうとする忠直卿の袴の裾を捕えながら、「いかが遊ばされた!
菊池寛 忠直卿行状記 青空文庫
この蛇赤と黒と入り乱れて斑を成し、いた磁器ごとく光り、長三|乃至六フィート、止期なしに種々異様に身を曲げ変る。
蛇に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
米塩をかえりみずして、ただ自分自身の芸道の切琢磨と、子弟の鞭撻に精進した……という、ただそれだけの人物であった。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
毎日は末次信正、読売は鹿子木員信、匝胤次(海軍少將)を出し、いずれも玉碎を礼讃している。
清澤洌 暗黒日記 青空文庫
凡太はあまり不思議なことなので……いや、不思議とはいふもののこれは情景の説明ではない、凡太の意識内容の説明であるが、この突の瞬間に、彼はしばらく気抜けのやうな驚愕を味得して、呆然としたままその思惟を一時に中絶してしまつた。
坂口安吾 黒谷村 青空文庫
それは出現した人間の個人の個性とは凡そ無関係なもので、第一その場合その人を多少なりとも認識したものかどうかさへ疑はしい程突な瞬間の出来事であるが、なぜかぎよつとして、ばたばたばたと転落する気配を感ずるうちに、自分一人の何物かを深く鋭くぢいつと見凝めてしまふのであつた。
坂口安吾 黒谷村 青空文庫