軍紀
ぐんき
名詞
標準
文例 · 用例
「不軍紀な、何て不軍紀な!
— 黒島伝治 『橇』 青空文庫
戦争とは何等関係のない、平時には、軍紀の厳重な軍隊では許されない面白おかしい悪戯や、出たらめや、はめをはずした動作が、やってみたくてたまらなくなるのだった。
— 黒島傳治 『前哨』 青空文庫
従軍紀行文的なもの(遅塚麗水「首陽山一帯の風光」)及び、戦地から帰った者の話を聞いて書いたもの(江見水蔭「夏服士官」)は、まだやゝましだとしなければならぬ。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
2盤石と誓堅く、守れ軍紀、天皇の大陸軍、勅あり、律は儼たり、奉公の誠常に、一心、烈々の士気は徹る、身命などか、などか惜まむ。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
軍紀とか、命令とかいうもので圧迫に圧迫を加えられたあげく、これじゃアたまらないと気がつく個人が、夢中になって、盲進するのだ。
— 岩野泡鳴 『戦話』 青空文庫
『越後軍紀』に「信玄西条山へ寄せて来て攻むるときは、彼が陣形常々の守を失ふべし、その時無二の一戦を遂げて勝負すべし」とある。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
堕胎、軍紀の頽廃――と言う訳で、すんでのことでスミス少佐は、アイネの恋人に、引いては其の死の共犯的責任者にされるところだった。
— 牧逸馬 『土から手が』 青空文庫
大阪では、池田という兵士が軍紀に反したという理由で、戦線に赴く許可が出されなかったためにやはり刀で自死した。
— A WISH FULFILLED 『男子の本懐』 青空文庫