縵面
なめ
名詞頻度ランク #9694 · 青空 0 例
標準
smooth unlettered back surface of an old "zeni" coin
文例 · 用例
みなつらなめて逃れゆく、黎明の林を出づる旅びとら、その足竝に音はなけれど、水ながれいでて靴のかかとをうるほせり。
— 萩原朔太郎 『黎明と樹木』 青空文庫
権威ある批評をしようと思ったら、まず、ご自分でも或る程度まで製作の苦労をなめてみる事ですね。
— 太宰治 『炎天汗談』 青空文庫
耕二のなめらかな頭の影が、真白な襖の面へ茫然浮き出てゐた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
遙か河下に星の如くまたたくは淺草の人家なめり。
— 萩原朔太郎 『花あやめ』 青空文庫
夏の暑い盛りだと下帯一つの丸裸で晩酌の膳の前にあぐらをかいて、渋団扇で蚊を追いながら実にうまそうに杯をなめては子供等を相手にして色々の話をするのが楽しみであったらしい。
— 寺田寅彦 『重兵衛さんの一家』 青空文庫
腫物が、なほるばかりでなく、肌がなめらかになり色が白くなるかも知れない、と家の者に冗談を言ひ、靜かに横臥し、藥のききめを待つてゐました。
— 太宰治 『知らない人』 青空文庫
そんな井伏さんを見て、井伏さんを甘いなと、なめたら、悔いる事があるかも知れない。
— 太宰治 『小照』 青空文庫
落ちのびた私たちも、留守の両君も、現在の失業者のなめるのと、同じ悩みを味つたのはいふ迄も無い。
— 葉山嘉樹 『遺言文学』 青空文庫
作例 · 標準
古銭の縵面を指でなぞり、摩耗の具合を確かめる。
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縵面に傷があるものは、収集家の間では価値が下がるらしい。
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表には文字があるが、裏はつるりとした縵面になっている。
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