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血涙

けつるい
名詞
1
標準
bitter tears
文例 · 用例
見られよ、金内殿は貴殿の毒舌に遭い、先刻より身をふるわし、血涙をしぼって泣いてござるわ。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
|忠臣発憤兮血涙交流。
幸田露伴 運命 青空文庫
若し夫れ、銅絃鉄撥、劈雲の調に激して黒竜江畔にひゞけば、大水忽ちに止まつて血涙の色をなせりき。
石川啄木 閑天地 青空文庫
徳川氏時代の戯作家は言へば更なり、古への歌人も、また彼の霊妙なる厭世思想家|等も、遂に処女の純潔を尊むに至らず、千載の孤客をして批評の筆硯に対して先づ血涙一滴たらしむ、嗚呼、処女の純潔に対して端然として襟を正うする作家、遂に我が文界に望むべからざるか。
北村透谷 処女の純潔を論ず 青空文庫
然れども我は実にこの波浪に漂蕩して、悲憤慷慨の壮士と共に我が血涙を絞りたりしなり。
北村透谷 三日幻境 青空文庫
愛情を高潔なる自然の意義より解釈せず、遊廓内の腐敗せる血涙中より之を面白気に画き出でたる者にて、遊廓内の理想を世に紹介し、世に教導したる者、実に彼等の罪なり。
北村透谷 粋を論じて「伽羅枕」に及ぶ 青空文庫
儂はこれを思うごとに苦悶|懊悩の余り、暫し数行の血涙滾々たるを覚え、寒からざるに、肌に粟粒を覚ゆる事|数政府の改良に熱心したる所以なり。
福田英子 妾の半生涯 青空文庫
儂思うてここに至れば、血涙淋漓、鉄腸寸断、石心分裂の思い、愛国の情、転た切なるを覚ゆ。
福田英子 妾の半生涯 青空文庫
作例 · 標準
愛する人を失い、彼は血涙を流して嘆き悲しんだ。
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故郷の惨状を聞き、思わず血涙がこぼれた。
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彼の血涙の訴えは、人々の心を強く揺さぶった。
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