死の谷
しのたに
表現名詞
標準
valley of death (barrier between product development and commercialization stages)
文例 · 用例
しかし少数のある人々はこの生涯の峠に立って蒼空を仰ぐ、そして無限の天頂に輝く太陽を握もうとして懸崖から逆さまに死の谷に墜落する。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
』 第十九回 猛獸隊自然の殿堂――爆裂彈――エンヤ/\の掛聲――片足の靴――好事魔多し――砂滑りの谷、一名死の谷――深夜の猛獸――かゞり火 暫時して、吾等はまた奇妙なものを見た。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
』讀者諸君は或は御存じだらう、亞弗利加の内地や、又は印度洋中の或島には、かゝる塲所のある事はよく冐險旅行記等に書いてあるが、此「砂すべりの谷」程世に恐る可き所は多くあるまい、砂すべりの谷、一名を死の谷と呼ばるゝ程で、一度此穴の中へ陷落したるものは、到底免がれ出る事は出來ないのである。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
』と言はれたが、吾等は遂に※つて、此恐る可き死の谷へ陷込んだのである。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
諸君の生命の半分を終わらないうちに、死の谷底へ急転直下するのは恐ろしいことである。
— 幻の人力車 『世界怪談名作集』 青空文庫
アメリカ大陸の山奥に、死の谷と呼ばれるところがあって、其処を訪ねた人間は一人として無事に帰って来たものがない。
— 海野十三 『科学時潮』 青空文庫
遠方からそこを望遠鏡で覗いた者の話によると、人間の白骨ばかりでなく、時々|紛れ込んで来る熊や鹿や其の他の動物の屍や骨が夥しく死の谷の中に散見するそうである。
— 海野十三 『科学時潮』 青空文庫
この死の谷の不可思議な謎を解くために学者の一団が探検に赴くことになる。
— 海野十三 『科学時潮』 青空文庫
作例 · 標準
優れた研究成果も、死の谷を越えて製品化に漕ぎ着けなければ日の目を見ない。
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ベンチャー企業にとって、資金が底をつく死の谷の時期をどう乗り切るかが課題だ。
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死の谷を克服するための公的支援策が、技術革新を後押ししている。
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