駅売り
えきうり
名詞動詞-サ変名詞-の形容詞
標準
station vendor
文例 · 用例
京橋へ来て、こういうくだらない生活を既に一年ちかく続け、自分の漫画も、子供相手の雑誌だけでなく、駅売りの粗悪で卑猥な雑誌などにも載るようになり、自分は、上司幾太(情死、生きた)という、ふざけ切った匿名で、汚いはだかの絵など画き、それにたいていルバイヤットの詩句を插入しました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
あの時、或る作家の文章が、その部分を切って、名をかくして人に読ませたら、おそらく読まされた者は駅売りのパンフレットのような種類の文章の中の数行を読まされたのだと思うに相違ない文章の書きかたであったのを、つよく印象づけられている。
— 宮本百合子 『今日の文学の諸相』 青空文庫
直ぐにナポリ行きへ乗換える人や、朝だちの旅客のために、プラットフォウムには、駅売りの呼び声が縦横に飛び交していた。
— 長靴の春 『踊る地平線』 青空文庫
水上温泉の旅館と、駅売りの弁当では、はやの焼き枯らしを、煮びたしにして客に出したところが、大そう歓迎されたのである。
— 佐藤垢石 『水と骨』 青空文庫
尤も近時の出版界の新しい現象は(駅売り又は頒布用の)パンフレットの洪水である。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
講演の速記と、その原稿を再生させて、駅売りパンフレットをこしらえて、幾人かの男が生計を営んでいたのでした。
— 一九四五年(昭和二十年) 『獄中への手紙』 青空文庫
駅売りパンフレットも紙なしでもう駄目でしょう。
— 一九四五年(昭和二十年) 『獄中への手紙』 青空文庫
車が旭川駅へ入ると、森山は駅弁や蕎麦や駅売りのかん酒など一抱え買い込んできた。
— 大鹿卓 『金山※話』 青空文庫
作例 · 標準
旅の途中、駅売りのお弁当を買って新幹線の中で食べた。
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地元の特産品が並ぶ駅売りコーナーは、いつも多くの観光客で賑わっている。
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「これ、駅売り限定のポストカードだよ!」友人へのお土産に買った。
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駅売りのおばちゃんが、笑顔で「お気をつけて!」と声をかけてくれた。
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