通水
つうすい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
flushing (with water or other liquid)
文例 · 用例
刺客行 大井川の川会所の軒下には、薄汚れのした木の札がかかっていて帯上通水、九十五文 と、書いてあった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
大井川を渡る賃金は、水|嵩によってちがっていて、乳下水、帯上通水、帯通水、帯下水、股通水、股下通水、膝上通水、膝通水と分れていた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
そして、一番水の無い、膝通水の時の賃金は、人足一人が四十文で、乳下水に少し水嵩が増すと、川止めになるのであった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
そして、湯屋の番頭を呼んで通水させてみた。
— 佐藤垢石 『泡盛物語』 青空文庫
あれは土の中の水が凍ったものであって、普通水から凍った氷は結晶にならぬことは前に述べた通りであるが、霜柱の時は例外であって、土の特殊の性質によるものである。
— 中谷宇吉郎 『雪』 青空文庫
岨という標準語は普通水流に臨んだ高岸にのみ用いられるが、もし下が湿地平田等何であっても構わぬとすれば、ハケはまことにこれに相当している。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫