ぞっとしない
ぞっとしない
表現形容詞
標準
not very appealing
文例 · 用例
一句として見ても、また前句との付きぐあいから見ても、どうにもあまりぞっとしないと思われる句が七部集の中でもたくさんにある。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
とはいえ付けっぱなしのマシンが、がんがん電気を喰って暖房器代わりになるのではこれまたぞっとしない。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
真夜中に縁の下で赤ん坊の泣き声がしたんだとか、庭先の大いちょうの枝に白い煙がひっかかっていたとか、あまりぞっとしないことをいうんですね」「さようか。
— 笛の秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
第四はだんご鼻の竹公という遊び人が、他人の囲い者をこかして金子六十両をかっさらい、いずれかへ逐電したからめしとってほしいというだんなからの訴え、最後は所々ほうぼうからの訴えをひっくるめた一件で、浅草と神田と日本橋ににせ金をつかました者があったという、あまりぞっとしない事件でした。
— 笛の秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
翌日もむろん前日にまさる炎暑でしたが、勤番は半日交替で午前中にひけるはずでしたから、伝六の怪しげなる腕まえによって調理された朝食を喫すると、あまりぞっとしない顔つきで、むっつりとしながら出仕いたしました。
— なぞの八卦見 『右門捕物帖』 青空文庫
もう御勘弁なすって、どこかそこらの隅へ拾い込んで下せえまし」「ちとそれだけの言いわけでは、そちの風体と言い、面構えと言い、主水之介あまりぞっとしないが、窮鳥ふところに入らば猟師も何とやらじゃ。
— 続旗本退屈男 『旗本退屈男 第二話』 青空文庫
「……ふむ、今日は埃っぽくて、あまりぞっとしない天気だ」「そうですとも」 隣のカンヴァス椅子から、ねずみ色の肩かけを胸の上であわせた肥った女が答えた。
— 宮本百合子 『赤い貨車』 青空文庫
浅草はあんまりぞっとしないが、親愛なる旧友のいう事だから、僕も素直に賛成してさ。
— 芥川龍之介 『一夕話』 青空文庫
作例 · 標準
その料理は見た目は悪くないが、味がぞっとしない。
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彼の話は退屈で、終始ぞっとしないものだった。
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彼女の着ている服は、色合いが暗すぎて、ぞっとしない。
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