三筋
みすじ異読 ミスジ
名詞
標準
misuji (cut of beef, usu. from the chuck)
文例 · 用例
眼の前には、雁木の凹みのように、小さな峰が分れて、そこから日本アルプスの禿げた頭が、ぐいと出ている、雪の線が二筋三筋ほど、芒に白い斑が入ったように、細く刻まれて、荒ららかな膚に、美しい白紐を引き締めている。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
室へ戻って、友人にハガキを書いていると、富士の雲が引いて取ったように幕を明け、銀磨きの万年雪が、巨獣の斑紋のように二筋三筋キラリと光って、夏の富士にして始めて見るところの、威嚇的な紫色が、抜打に稲妻でもひらめかしそうに、うつぼつと眉に迫って来る。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
猫と三味 三味の音は何処で出るといえば無論三筋の絃から起るが、絃自身から直接に空気に伝わる音は割合に弱いものである。
— 寺田寅彦 『猫六題』 青空文庫
三筋の糸を垂直に場面の上から下まで描き、その側に三筋の柳の枝を垂らし、糸の下部に三味線の撥を添え、柳の枝には桜の花を三つばかり交えた模様を見たことがある。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
羽織の袂の裏を返すと隅に白糸三筋縫い込んである。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
右門伝六にそれを示して、T「この羽織は生島屋の仕立だ」 と言って、T「あそこで縫った品ァこの通り」T「袂の裏に白糸を三筋縫い込んである」 成る程と伝六感心した。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
その北に入るものはいはゆる○新堀にして、栄久町三筋町等に沿ひ、菊屋橋合羽橋等の下に至る。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
細かい蜘蛛の糸が二すじ三筋付いていたから、特に注意して摘み除けた。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
作例 · 標準
今日は奮発して、高級な三筋ステーキを注文しよう。
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焼肉屋さんで、一番人気のある部位は三筋だと店員さんが教えてくれた。
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霜降りが美しく入った三筋は、とろけるような食感で絶品だ。
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標準
shamisen
作例 · 標準
祖母は若い頃、三味線を習っていたそうだ。
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祭りの夜、どこからか三味線の音が聞こえてきて、風情があった。
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彼女の三味線の演奏は、聴く人の心に響く力があった。
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