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鍋下

なべした
名詞
1
標準
文例 · 用例
第一、お客に、むらさきだの、鍋下だのと、符帳でものを食うような、そんなのも決して無い。
泉鏡花 燈明之巻 青空文庫
そこで、火の用心に、洋燈はフッと消したんですが、七輪の鍋下の始末をしなかったのが大ぬかり。
泉鏡花 式部小路 青空文庫
――さうすると、そのお客が、「鍋下」を持つて來いと言つた。
泉鏡太郎 廓そだち 青空文庫
女房に、「一寸鍋下を持て來い、と言つたが何だらう。
泉鏡太郎 廓そだち 青空文庫
と、其のきいちやんの處へ來て、右の鍋下だが、「何だらう、きいちやん知つてるかい。
泉鏡太郎 廓そだち 青空文庫
……今の鍋下、おしたぢを、むらさき、ほん五分に生二なぞと來て、しんこと聞くと悚然とする。
泉鏡太郎 廓そだち 青空文庫
それこそ、手鍋下げても、いいであろうに、と。
宮本百合子 道標 青空文庫
かの手鍋下げてもといふ世の諺はあれど、真の愛はその人の名を成し、その身を立たしむるものてふことを。
清水紫琴 葛のうら葉 青空文庫