気抜け
きぬけ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
dispiritedness
文例 · 用例
それで今朝汽車が出てしまって改札口へ引返すと同時に、なんだか気抜けがしたように、プラットフォームの踏心も軽く停車場を出ると空はよく晴れて快い日影を隠す雲もない。
— 寺田寅彦 『障子の落書』 青空文庫
この白峰山脈縦断旅行も、これでおしまいになるのかと思うと、嬉しいような、気抜けがしたような、勝利の悲哀といったような、情ない心持が身に沁み泌みと味われて来る。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
七之助はまるで気抜けがしたようにぼんやりとして、隅の方に小さくなっているばかりで碌々口も利かなかった。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
虫の息の親父は戸板に乗せられて、親方と仲間の土方二人と、気抜けのしたような弁公とに送られて家に帰った。
— 国木田独歩 『窮死』 青空文庫
外へ出たが直ぐ帰えることも出来ず、さりとて人に相談すべき事ではなく、身に降りかかった災難を今更の如く悲しんで、気抜けした人のように当もなく歩いて溜池の傍まで来た。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
藤公はおんつぁんを一つ二つなぐつたが気抜けがしてそれ切りさ。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
後に残された私たち日本人らは、へんな気抜けした気持ちで騒ぐことも止めて、すごすごと帰ってしまいますが、外国人はそれを非常に好意に取り、また、そうするのが当然としてお客に行った家で、夜ふけまで騒ぎ廻ります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
」 頤の長い顔をぼんやりと上げた、余り夫人の無雑作なのに、ちと気抜けの体で、立揚る膝が、がッくり、ひょろりと手をつき、苦笑をして、再び、「はッ。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
作例 · 標準
大事なプロジェクトが終わって、しばらく気抜けしてしまった。
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友人の突然の訃報に、すっかり気抜けして何も手につかない。
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彼は試験に落ちてから、気抜けしたような顔をしている。
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標準
going flat (of a carbonated drink, beer, etc.)
作例 · 標準
開けてから時間が経ったビールは、すっかり気抜けしていた。
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サイダーの蓋を開けっぱなしにしたら、すぐに気抜けしちゃうよ。
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気抜けしないように、炭酸飲料はコップにゆっくり注ぐべきだ。
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