暮れ六つ
くれむつ
名詞
標準
around 6pm
文例 · 用例
日も暮れ六つに近い頃に、ひとりの中間体の若い男が風呂敷づつみを抱えて、下谷御徒町辺を通りかかった。
— 岡本綺堂 『西瓜』 青空文庫
」 暮れ六つといっても、この頃の日は長いので往来は明るい。
— 岡本綺堂 『西瓜』 青空文庫
時刻は暮れ六つの鐘のきこえるのを合図に、雨の夕も風の日もかならず欠かさずに買いに来るので、店の者も自然に懇意になって、老婆を相手に何かの世間話などをするようになったが、かれはこの近所の者であるというばかりで、決して自分の住所を明かさなかった。
— 岡本綺堂 『妖婆』 青空文庫
」 その日も朝から細雨が降っていたが、暮れ六つごろからやんだ。
— 岡本綺堂 『経帷子の秘密』 青空文庫
特にお濠方という番士の備えがあって、この内濠だけが百二十人、十隊に分かれて日に三度ずつ、すなわち暮れ六つに一回、深夜に一回、夜あけに一回。
— 毒を抱く女 『右門捕物帖』 青空文庫
3 出かけたのが朝の四つ、自分も妹につき添って四谷まで行ったものか、なかなか姿を見せませんでしたが、かれこれもう暮れ六つ近いころに、ようやく待たれた伝六が大景気でかえってまいりました。
— 笛の秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
5 かかるうちにも迫りきたったるは、十七夜の夕月のいまに空をいろどらんとした暮れ六つ下がりです。
— 村正騒動 『右門捕物帖』 青空文庫
坂東太郎を暮れ六つに渡って、浦和へ宿をとったのが、もうとっぷりと春の夜もふけた五ツ過ぎ。
— 血染めの手形 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
昔は、暮れ六つになると、家々で火を灯し始めたものだ。
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祭りの終わりは、日が暮れ六つ頃、賑やかな太鼓の音とともに訪れた。
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都会のビル群は、暮れ六つになってもまだ明るく、夜の帳が降りる気配がなかった。
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