中心力
ちゅうしんりょく
名詞
標準
central force
文例 · 用例
この世界苦を打って一丸として百練千練すると、人類文化向上の一路を貫ぬく中心力が生れるという。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
学校と父兄が生徒に頭が上らぬ 日本人の頭は何等の中心力を持たぬ。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
強い中心的な磁力が失われたらば、それに吸いつけられていた夥しい人々が自身の生存からも中心力を失い、生活的に低い所へ落ちざるを得なかった。
— ――文芸時評―― 『ヒューマニズムへの道』 青空文庫
この場合、運動の歴史の若いことは各個人に複雑に作用して、中心力を失った人々はそれを持たなかった以前よりも一個の人間としてましに成っているものとして残されず、却って卑俗なもの、旧套なものの中に自分の重みで深く落ちこんだようなところさえ見られる。
— ――文芸時評―― 『ヒューマニズムへの道』 青空文庫
その数は少いが天成の素質を利用してエジプト財界の中心力となっているという。
— 野上豊一郎 『七重文化の都市』 青空文庫
国民運動第一の目標たる戦力増強のために、文学が如何に「地方文化運動」の中心力たり得るかを直接間接に示す機会はいくらもあるのである。
— 岸田國士 『地方文学の曙光』 青空文庫
第一隊 池田勝入ノ兵六千第二隊 森武蔵守ノ兵三千第三隊 堀 秀政ノ兵三千第四隊 三好秀次ノ兵八千 右のうち、先鋒の第一第二がもちろん決死行の中心力だった。
— 第十分冊 『新書太閤記』 青空文庫
ひいては、世阿弥の消息をつきとめ、阿波の密境を探ろうとする中心力を失ってしまい、すべてはもとの晦冥に帰って、遂に、俵一八郎や常木|鴻山なども、あのまま、永世に浮かばぬ人となって亡びるであろう。
— 江戸の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
作例 · 標準
惑星が太陽の周りを公転するのは中心力の働きによる。
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物理学では、引力は中心力の一種として扱われる。
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中心力場の運動方程式を解くことで軌道が計算できる。
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