揮下
きか
名詞
標準
文例 · 用例
』と高い処から揮下ろした拳の中に、……采を掴んで居た事は云ふまでも無い。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
だが光栄至極にも、われわれはフォン・エッセンの指揮下にある、潜航艇に乗り込んでしまった。
— 小栗虫太郎 『潜航艇「鷹の城」』 青空文庫
」 答は無くて揮下したる弓の折は貫一が高頬を発矢と打つ。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
モルトケ時代は既に国軍は数軍に編制せられ、大本営の統一指揮下にあった。
— 石原莞爾 『戦争史大観』 青空文庫
大江山捜査課長の指揮下に、整然たる警戒網が張りまわされた。
— 海野十三 『恐怖の口笛』 青空文庫
「クイーン・メリー号は、ラスキン大尉の指揮下にある空軍の手によってすくいだされ、目下海上をロンドンにむけ帰航中である。
— 海野十三 『海底大陸』 青空文庫
そのために我々は大竹中将の指揮下に四万余名の大遠征隊を組織してムーア彗星めがけて飛出したんだ」「へーえ、あのムーア彗星までムビウムを採りに……」 さすがの火星人も、この大計画にはびっくりしたらしかった。
— 海野十三 『大宇宙遠征隊』 青空文庫
右ノ者ハ至急武田造船大佐ノ指揮下ヲ離レ、槍ヶ岳洞窟内ノ旗艦『最上』ニ来ルベシ。
— 平田晋策 『昭和遊撃隊』 青空文庫