才徳
さいとく
名詞
標準
intelligence and virtue
文例 · 用例
妙齡に至らせ給ひなば、あはれ才徳かね備はり、希有の夫人とならせ給はん。
— 泉鏡花 『妙齡』 青空文庫
それは、孔子の弟子たることによって仕官の途を求めようとするのでもなく、また、滑稽なことに、師の傍に在って己の才徳を磨こうとするのでさえもなかった。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
尋常平凡の人々の間では、自分にそれほどの長所才徳が無くても、それでもなお人の知ることの無い時は恨み嘆くものである。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
当然のことにして、又その家の貧富貴賤、その人の才不才徳不徳、その身の強弱、その容貌の醜美に至るまで、篤と吟味するは都て結婚の約束前に在り。
— 福沢諭吉 『女大学評論』 青空文庫
されば位階勲章は、官吏が政府の職を勤むるの労に酬いるに非ずして、ただ普通なる日本人の資格をもって、政府の官職をも勤むるほどの才徳を備え、日本国人の中にて抜群の人物なりとて、その人物を表するの意ならん。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
官吏の内にても、一等官の如きはもっとも易からざる官職にして、尋常の才徳にては任に堪え難きものなるに、よくその職を奉じて過失もなきは、日本国中|稀有の人物にして、その天稟の才徳、生来の教育、ともに第一流なりとて、一等勲章を賜わりて貴き位階を授くることならん。
— 福沢諭吉 『学問の独立』 青空文庫
されば今より後は日本国中の人民に、生まれながらその身につきたる位などと申すはまずなき姿にて、ただその人の才徳とその居処とによりて位もあるものなり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
たとえば政府の官吏を粗略にせざるは当然のことなれども、こはその人の身の貴きにあらず、その人の才徳をもってその役儀を勤め、国民のために貴き国法を取り扱うがゆえにこれを貴ぶのみ。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
作例 · 標準
彼は才徳兼備の人物で、多くの人々から尊敬を集めていた。
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若くしてその才徳を発揮し、国の未来を担う存在として期待された。
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才徳を磨くことは、人間としての成長において不可欠だと教えられた。
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