子殺し
こごろし
名詞
標準
infanticide
文例 · 用例
心柄とは云いながら誠にお気の毒な事で、それから後は愈よ其の奥様が若様を殺したに相違ないと決定して、今まで優しい方だ、美しい奥様だと誉めた者までが、継子殺しの鬼よ、悪魔よと皆口々に罵ったという事です」と、苦々しげに物語る。
— 岡本綺堂 『画工と幽霊』 青空文庫
そうしてそれから二月ほど過ぎたある日、煙草屋の母子殺しの真犯人が逮捕せられたという新聞記事を読んだとき、彼はにやりと薄気味の悪い苦笑をもらしました。
— 小酒井不木 『新案探偵法』 青空文庫
「手前」とか、「くたばってしまえ」とか、「親不孝」とか、「鬼婆」とか、「子殺し」とか云うような有りたけの暴言が、激しきった二人の無思慮な口から、連に迸り出た。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
○酒井蓉子殺し犯人は強盗前科四犯の兇漢と判明 ――大川氏の行為は正当防衛――昨朝文士大川竜太郎氏方に兇漢侵入し大惨劇を演じたことは既報の通りであるが、兇漢の指紋により果然同人は強盗前科四犯あり目下××刑務所に服役中の痣虎こと大米虎市と称する脱獄者であることが明かとなった。
— 浜尾四郎 『黄昏の告白』 青空文庫
恐らく世界の中で支那ほど子殺しの多い國はないと思はれます。
— 桑原隲藏 『支那の古代法律』 青空文庫
小説の世界にありましては、それが実際に何時起らうと起るまいと、実子殺しも実父殺しも若妻殺しも、そも/\人間と共に已に可能でありました。
— 坂口安吾 『現実主義者』 青空文庫
「実子殺し事件」の妹の手記なぞといふものに真の現実を見出したのが裁判長のみならず文学批評家も亦さうであつたとすれば、非常時日本はその救はれざる知識的貧困を暴露した悲しさを負はねばならない。
— 坂口安吾 『現実主義者』 青空文庫
常に可能の人間に就て考へ及ばざる頭脳、実子殺しといふが如き実例に遭遇するや見事に戸惑ひする頭脳をもつて小説の批評を企てることは無謀であります。
— 坂口安吾 『現実主義者』 青空文庫
作例 · 標準
歴史の授業で、かつて行われていた子殺しの風習について学んだ。
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動物の世界では、子殺しという悲しい現象が見られることがある。
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現代社会において子殺しは許されない犯罪である。
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ウィキペディア
子殺し(こごろし)は、親が子を殺すことである。ヒトの場合、自分の子を殺すことに限定して使われることが多い が、動物の場合のみは同種の子供を殺すことまで含める 。
出典: 子殺し — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0