伊集
いじゅ異読 イジュ
名詞
標準
Chinese guger tree (Schima wallichii)
文例 · 用例
」 金砂子の襖の前で、腕組をして、微笑しているのは、斉興の側役伊集院伊織である。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
そして、中から、箱を取り出して「これを御覧下されたい」 右手で、押出すと、伊集院が、将曹の前へ置いた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
左源太が「その儀は、この人形を埋めました者を詮議すればわかると存じます」「心当りでもあるか」「ございます」「申してみい」 小藤次と、伊集院とは、二人を、見つめたままであった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
「恐れながら――」 仙波が、懐から、紙を取出して、伊集院の方へ押しやった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
然し、名越は、強い、明瞭とした調子で「いかにも――御床下へ、忍び込んで、手に入れました」 小藤次も、伊集院も、名越の大胆な答えに、じっと、顔を見つめた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
「軽率なる御振舞、何故、証拠の品を、毀し召された」 将曹は、少し、額を、蒼白ませながら、小藤次と、伊集院に「御渡りになったらしい」 と、いって、襖へ手をかけようとした。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
「伊集院っ、此奴を退げろ」 将曹の声は、顫えていた。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
「お退り召され」 伊集院が、膝を立てて、仙波にいった。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
作例 · 標準
初夏、伊集の木は純白の花を咲かせ、その甘やかな香りが林道に満ちた。
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沖縄本島の北部に広がるやんばるの森では、伊集が豊かな自然の一部を成している。
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かつて伊集の木は、その堅牢な材から、沖縄の伝統的な家屋の柱や梁に用いられた。
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「見てごらん、この伊集の樹皮の独特な模様。自然が織りなすアートだね」と彼女は感嘆した。
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