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東風

こち異読 とうふう・ひがしかぜ・こちかぜ
名詞頻度ランク #30851 · 青空 295
1
標準
east wind
文例 · 用例
これに反して東京の夏には地方的季節風が相当強い南東風として発達しているためにそれが海陸風と合成され、もしこれがなければべた凪になるはずの夕方の時刻に涼しい南東がかった風を吹かせるらしい。
寺田寅彦 夕凪と夕風 青空文庫
低気圧による北西風が丁度この南東風を打消すようになる場合には海陸風だけが幅を利かせて、従って夕凪が顔を出す。
寺田寅彦 夕凪と夕風 青空文庫
いまでは横田はヤンキーの女達が過去スペインの愛犬に恋慕したように、無謀な愛情ときわどい婦人社会の教養をうけて裸体で近東風な機械体操や、スパルタ風の腕力を発揮したり、恐らくあの毛むくじゃらの胸を、つき出して、サロンを物好きな流行女の号令によって、自由自在に這い廻っていることだろう。
Love on Drought 恋の一杯売 青空文庫
舌を燒き、胸を焦がし、生命の限り、こんのかぎりの絶叫も、馬耳東風の有樣なれば、私に於いて、いまさらなんの感想ぞや。
太宰治 「地球圖」序 青空文庫
鼻の先の境内の青葉|嫩葉は、ツイ二、三日前の恐ろしい殺人事件を夢にしたかのように、花よりも美しい若緑を盛り上げて、冷やかな朝東風を薫らせて来る。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
梢を低くかすめて、水蒸氣とも雲とも別ちがたい眞白なものが絶えず形を代へながら、洗ひ上げたやうな青空を東風に送られて西へ/\と飛んで行く。
有島武郎 青空文庫
東風が吹いて來た爲に、吾が輕氣球は、忽ち進行の方向を變じて、今度は、陸の方面から斜に、海洋の方へと吹きやられた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
十一年(戊寅) 一八七八○二月二十三日より新富座にて、西南戦争を脚色したる「西南雲晴朝東風」の通し狂言を上演。
岡本綺堂 明治演劇年表 青空文庫
作例 · 標準
春の訪れを告げる「東風」が、窓を優しく撫でていった。
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帆船は、追い風となる「東風」を捉え、順調に航海を進めた。
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昔の都では、「東風」が吹くと、花が咲き乱れる季節になった。
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