総踊り
そうおどり
名詞
標準
mass dancing
文例 · 用例
」 唯一人……脛すらりと、色白く、面長な、目の涼しい、年紀十九で、唄もふしも何にも出来ない、総踊りの時、半裸体に蓑をつけて、櫂をついてまはるばかりのあはれな娘のみ、斧を簪して仔細ない。
— 泉鏡花 『光籃』 青空文庫
この怪異なる総踊りが済んでしまうと、白面にして英気風発の十八九歳とも見られる貴公子は、ひとり赤地の錦のひたたれを着て、白太刀を佩いたままで、羅陵王を舞いました。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
果して、この総踊りを名残に、その翌日になると、泊り客のほとんど総てが別れ別れになって、帰国の途につきました。
— 他生の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
口上つかいが静々と鯨の背中からおりて行くと、さっき言ったように鯨節の総踊り。
— 両国の大鯨 『顎十郎捕物帳』 青空文庫
右の少女が、「では皆さん、踊りましょう」といったような声で、タンバリンを振り鳴らして自分が真中で、めざましい踊りをはじめると、老若男女がそれを囲んで、総踊りに踊って踊りぬくと幕。
— 白骨の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
ハネ後、三階で「鍋島」の立稽古、それが済むと、舞台で、フィナーレの総踊りのけいこ、之を又つきあはされ、ヘト/\になりながら、二二三、四二三、とやる。
— 昭和九年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫
フィナーレ総踊りの場をプレスコアリングの音を出し、プレイバックする。
— 昭和十一年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫
王は大そうおどり子のとんちをほめられた上、約束通り国の半分とお姫さまとをやり、やがて老王がなくなった後は王位を即ぎ国に居る父母をまねき末長く楽しく暮しました。
— 槇村浩 『おどり子の出世』 青空文庫
作例 · 標準
祭りのフィナーレでは、地域住民全員が参加する総踊りが行われた。
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総踊りの練習に励む人々で、公民館は毎日賑わっている。
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その土地に伝わる伝統的な総踊りは、見る者を惹きつける魅力がある。
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