有る無し
あるなし
表現
標準
presence or absence
文例 · 用例
「修行の淺い我々でござれば、果して奇特の有る無しはお受合ひ申されぬが、兎も角も一心を凝らして得脱の祈祷をつかまつると致しませう。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
建文帝の事、得る有る無し。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
棊有つてより以来、言を立て道を論ずる、これに過ぐる者有る無し、目して棋家の孫子と為すも、誰か敢て当らずとせんや。
— 幸田露伴 『囲碁雑考』 青空文庫
嘉六は結果を報告して、「一ばんごてると思った若旦那が案外あっさりしてなさったので救りました」 嘉六が池上から持出されたたゞ一つの条件は、この事件の有る無しに係らず、今後も蝶ちゃんとの交際は続けさして貰い度いという希望だったそうです。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
すっかり俺が片付けてやる」 といった程度の安請合いに対する誠意の有る無しは、その眼よりも口よりも真中でニヤニヤ笑っているところに最もよく現われていなければなりませぬ。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
「修行の浅い我々でござれば、果たして奇特の有る無しはお受け合い申されぬが、ともかくも一心を凝らして得脱の祈祷をつかまつると致しましょう」「なにぶんお願い申す」 やがて時分どきだというので、念の入った精進料理が出た。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
建網に損じの有る無し、網をおろす場所の海底の模様、大釜を据えるべき位置、桟橋の改造、薪炭の買い入れ、米塩の運搬、仲買い人との契約、肥料会社との交渉‥‥そのほか鰊漁の始まる前に漁場の持ち主がしておかなければならない事は有り余るほどあるのだ。
— 有島武郎 『生まれいずる悩み』 青空文庫
煙草を吸う女学生 東京の或る女学校では、健康診断や体格検査の時に女生徒に口を開かせて、虫歯の有る無しを調べさせる。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日有る無しについて考えている。
有る無しという言葉は日本語で重要だ。
彼は有る無しの意味を理解している。
この文には有る無しが含まれている。