凡将
ぼんしょう
名詞
標準
文例 · 用例
前漢書藝文志に徴するに、古の小学の書には、史※篇、蒼頡七章、爰歴、博学七章、蒼頡篇、凡将篇、急就篇、元尚篇、訓纂篇等があつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
凡将ならば千曲川の左岸に陣取って、海津城にかかって行ったに違いないのである。
— 菊池寛 『川中島合戦』 青空文庫
それで加茂五郎兵衛の伝記をあの男にやらせてみよう、そういうことになって、先生のお宅へ招ぜられて、貴君は目下不遇なる三文文士だけれども筆力非凡将来の大器であるから作中の人物としては加茂五郎兵衛が不足かも知れぬがマアこの際役不足を我慢して御尽力願う、などと最大級に激励していただいた。
— ぬばたまのなにかと人の問ひしとき露とこたへて消なましものを 『露の答』 青空文庫
筆力非凡将来の大器という先生の宣伝が行き渡っておりますから、山間の小村では現在の大器の如く丁重に待遇せられる、都会の陋巷でその日の衣食に窮していた三文文士が突然仙境に踏み迷ったわけです。
— ぬばたまのなにかと人の問ひしとき露とこたへて消なましものを 『露の答』 青空文庫
それで加茂五郎兵衛の伝記をあの男にやらせてみよう、さういふことになつて、先生のお宅へ招ぜられて、貴君は目下不遇なる三文文士だけれども筆力非凡将来の大器であるから作中の人物としては加茂五郎兵衛が不足かも知れぬがマアこの際役不足を我慢して御尽力願ふ、などゝ最大級に激励していたゞいた。
— 坂口安吾 『露の答』 青空文庫
筆力非凡将来の大器といふ先生の宣伝が行き渡つてをりますから、山間の小村では現在の大器の如く丁重に待遇せられる、都会の陋巷でその日の衣食に窮してゐた三文文士が突然仙境に踏み迷つたわけです。
— 坂口安吾 『露の答』 青空文庫
彼もさすがに凡将ではない。
— 第四分冊 『新書太閤記』 青空文庫
けれど、彼は凡将ではなかったが、傑出した将器でもなかった。
— 第四分冊 『新書太閤記』 青空文庫