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縦不

たてふ
名詞
1
標準
文例 · 用例
本来が自己本位であるから、個人の行動が放縦不羈になればなるほど、個人としては自由の悦楽を味い得る満足があると共に、社会の一人としてはいつも不安の眼を※って他を眺めなければならなくなる、或る時は恐ろしくなる。
夏目漱石 文芸と道徳 青空文庫
ここに一人の青年があって、いわゆる放縦不覊の生活を送っていたが、ある時その生年月日をもって易者に占ってもらうと、あなたの寿命は三十を越えないと教えられた。
輟耕録 中国怪奇小説集 青空文庫
してみれば放縦不羈を生命とする芸術家ですらも時と場合には組織立った会を起し、秩序ある行動を取り、統一のある機関を備えるのである。
――明治四十四年八月堺において述―― 中味と形式 青空文庫
夫人の華麗奔放、放縦不羈の生活を伝聞していた人々は、新聞の報道を少しも疑わなかった。
菊池寛 真珠夫人 青空文庫
その放縦不羈世俗の外に卓立せしところを見るに、蕪村また性行において尊尚すべきものあり。
正岡子規 俳人蕪村 青空文庫
その放縦不覊世俗の外に卓立せしところを見るに、蕪村また性行において尊尚すべきものあり。
正岡子規 俳人蕪村 青空文庫
縦不及定仰之数、何無所増。
喜田貞吉 奥州における御館藤原氏 青空文庫
かゝる際にあつて私の放縦不羈な生活はどんなに彼等を苦しめたであらう。
谷崎潤一郎 青春物語 青空文庫