煙幕
えんまく
名詞
標準
smokescreen
文例 · 用例
国家の非常時に対する方面だけでも、煙幕の使用、空中写真、赤外線通信など、みんな煙の根本的研究に拠らなければならない。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
東練兵場へ出かけて模擬戦を観る、鉄条網、毒瓦斯、煙幕、タンク、機関銃、……労れて、少し憂欝になつて戻る。
— 広島・尾道 『行乞記』 青空文庫
傷つけられないうちに、早く、このまま、わかれたいとあせり、れいのお道化の煙幕を張りめぐらすのでした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
」 戰場での幻想 機關銃よりも悲しげに、繋留氣球よりも憂鬱に、炸裂彈よりも殘忍に、毒瓦斯よりも沈痛に、曳火彈よりも蒼白く、大砲よりもロマンチツクに、煙幕よりも寂しげに、銃火の白く閃めくやうな詩が書きたい!
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
」戰場での幻想 機關銃よりも悲しげに、繋留氣球よりも憂鬱に、炸裂彈よりも殘忍に、毒瓦斯よりも沈痛に、曳火彈よりも蒼白く、大砲よりもロマンチツクに、煙幕よりも寂しげに、銃火の白く閃めくやうな詩が書きたい!
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
こうした一時的痴呆の状態は全然本人の自覚を伴わぬものか、それとも、実は極めて巧妙に意識的に張り廻らされた煙幕なのか、それさえまるで見当がつかないのである。
— ※ 『南島譚』 青空文庫
廻つて、廻つて、稍ともすると凄まじい煙幕に魂を掻き消された。
— 牧野信一 『熱い風』 青空文庫
高志がやめるなどといいだしたのは、寮長の目をべつのところに向けるための煙幕か、あるいは、あとさきを考えない悪い冗談か、それとも、なにかのはずみでいってしまっただけのことだろうと、慶一としては楽観的に考えたかった。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4
ウィキペディア
煙幕 は、軍事部隊などの活動や位置を隠蔽するために発生させる煙である。
出典: 煙幕 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0