うな重
うなじゅう
名詞
標準
broiled eel served over rice in a lacquered box
文例 · 用例
すなわち遠からざる将来において、船には蒸気機関のような重い場ふさげなものは入らなくなり、ナイアガラ辺で起した強大な電力を無線電信で洋上の船に送り、軽少な器械で巨船を動かすような事になるだろう。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
しかも身動きも出来ないやうな重病人にとつて、かうした性慾の発作が何にならうぞ。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
シェークスピアとかドストエフスキーとかイブセンとかいう人々は、人間生死の境といったような重大な環境の中に人間をほうり込んで、試験檻の中のモルモットのごとくそれを観察した。
— 寺田寅彦 『科学と文学』 青空文庫
そうしているうちに、初めには予期しなかったような重大な結果にぶつかる機会も決して少なくはない。
— 寺田寅彦 『科学者とあたま』 青空文庫
若い女の人などが、すつかり上氣せ上つて、頬を眞赤にして、眼までうるませてゐるのを見たりすると、籠り切つたやうな重苦しい春の重壓が私の精神をまで襲つて來る。
— 有島武郎 『春』 青空文庫
――淺草邊へ病人の見舞に、朝のうち出かけた家内が、四時頃、うすぼんやりして、唯今と歸つた、見舞に持つて出た、病人の好きさうな重詰ものと、いけ花が、そのまゝすわつた前かけの傍にある。
— 泉鏡太郎 『火の用心の事』 青空文庫
襟に沁む山風に吹き醒まされて、少しく正気に復って見ると、自分の白い手は人か山※か判らぬような重太郎に掴まれていた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
気が注いて見ると、自分の手は獣のような重太郎に握られていた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
作例 · 標準
高級料亭で食べたうな重は、ふっくらとした鰻が印象的でした。