二つとない
ふたつとない
表現形容詞
標準
unique
文例 · 用例
そうして失わなくても済むのに二つとない生命を失う場合が多いように思われる。
— 寺田寅彦 『鎖骨』 青空文庫
そこで、この偉大な大善的働きの源をどうして発見し、自覚するかという問題になりますが、ここに維摩独特の「不二法門」(道を求むる、二つとない肝心な体得の方法という事)というのが提唱されます。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
中でも五〇万冊の本をすっかり焼いた帝国大学図書館以下、いろいろの官署や個人が二つとない貴重な文書なぞをすっかり焼いたのは何と言っても残念です。
— 鈴木三重吉 『大震火災記』 青空文庫
なんのためにこのような高い物を作ったかということはよく判らぬが、まず第一には物見の櫓で、次には日本に二つとないこのような楼閣を築きあげて、何がなしに近国の敵どもをおびやかす計略であったかも知れぬ。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
それはこの世に二つとない美味いものだった。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
和尚は衰えた松の薬には酒がいいことを聞いていたが、酒は自分にも二つとない好物だったので、いくら松のためとは言い条、それを譲るわけにはゆかなかった。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
「人のくちびるは千人千色、似たのは二つとないはずじゃ!
— 毒色のくちびる 『右門捕物帖』 青空文庫
それは日本に二つとない珍しいもの。
— 岡本綺堂 『能因法師』 青空文庫
作例 · 標準
この指輪は職人が一つ一つ手作りした、世界に二つとない特別な品です。
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彼が描く風景画には、他には二つとない独特の温かみが感じられる。
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若い頃の苦労は、お金では買えない二つとない貴重な経験となった。
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