咫
あた異読 た
名詞名詞-接尾辞助数詞多音語頻度ランク #17396 · 青空 6 例
標準
distance between outstretched thumb and middle finger (approx. 18 cm)
文例 · 用例
名にし負う白峰、赤石、両大山脈が、東西に翼をひろげて、長大の壁をたてめぐらし、互に咫尺する間に、溝のように凹まった峡谷は、重々しい鉛色の空であるから、まだ一時半というのに、黄昏のように、うす暗い。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
名ある財界の大立物は勿論の事、相当有名な茶の湯の大家でも容易に咫尺する事が出来ない。
— 夢野久作 『お茶の湯満腹談』 青空文庫
私は如何にもして、かの怪の船の正體を見屆けんものをと、身を飜して左舷船首に走り、眼を皿のやうにして其船の方を見詰めたが、月無く、星影も稀なる海の面は、百|米突――二百|米突とは距たらぬのに黒暗々として咫尺を辨じない。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
天は暗い、地も暗い、海の面は激浪逆卷き、水煙跳つて、咫尺も辨ぜぬ有樣、私は氣も氣でなく、直ちに球燈を點じて驅け出すと、日出雄少年も水兵等も齊しく手に/\松明をかざして、斷崖の尖端に立ち、聲を限りに叫びつゝ火光を縱横に振廻した。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
が、咫尺も弁ぜざる冥濛の雪には彼も少しく辟易して、逃るとも無しに彼の空屋の軒前へ転げ込んだ。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
私は、東北の生れであるが、咫尺を弁ぜぬ吹雪の荒野を、まさか絶景とは言わぬ。
— 太宰治 『富士に就いて』 青空文庫
それから一方では、安河の河上から固い岩をはこんで来て、それを鉄床にして、八咫の鏡というりっぱな鏡を作らせ、八尺の曲玉というりっぱな玉で胸飾りを作らせました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
そして、天香具山という山からさかきを根|抜きにして来て、その上の方の枝へ、八尺の曲玉をつけ、中ほどの枝へ八咫の鏡をかけ、下の枝へは、白や青のきれをつりさげました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
作例 · 標準
例句が必要です
例句が必要です
例句が必要です
例句が必要です