心添え
こころぞえ
名詞
標準
advice
文例 · 用例
」「はい、ええ、貴女からお心添え、と申されて、途中でまた待伏せでもされるような事があってはならねえ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
仰せ畏りましてござります』蓮如『おさき、そなたも心添えして下され』おさき『は、は。
— 岡本かの子 『取返し物語』 青空文庫
「いろいろのお心添え、かたじけのうござった」 彼はここで都へ帰る商人にわかれた。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
マア一つ皆さんのお心添えで、一人前の商人になるまでは、真黒になって稼ぐつもりです。
— 徳田秋声 『新世帯』 青空文庫
いや、それは重々のお心添え、忝なく申し受けまする。
— 川上眉山 『書記官』 青空文庫
私の父は側役といって、君侯のそばで用を弁じる者即ち小姓の監督をし、なお多少君侯に心添えもするという役で、外勤めの者の頭分というのと同等に待遇されていた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
じゃあ、けえるぜ」「何から何までお心添え、一生、未来、忘れることではありませぬ」「おいらも、おめえのことは、一刻も忘れねえつもりだ――しがねえからだだが、いつもいつも、うしろには、田圃の職人がついていると思って、存分にやってくんなよ」 闇太郎は、立ち上った。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
「大事をとって行くがいいぞ」「お心添え忝けのう存じます」 国広の刀をひっさげて葉之助はご前を退出した。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫