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口の端

くちのは
表現名詞
1
標準
gossip
文例 · 用例
洲の股の御前、傍より、「お婆さん、ちょっとその※の針で口の端縫わっしゃれ、声を立てると悪いわや。
泉鏡花 悪獣篇 青空文庫
余り度外れなのに、自分から吃驚して、「はっ、」と、突掛る八ツ口の手を引張出して、握拳で口の端をポン、と蓋をする、トほっと真白な息を大きく吹出す…… いや、順に並んだ、立ったり居たり、凸凹としたどの店も、同じように息が白い。
泉鏡花 露肆 青空文庫
と病人の口の端に持行けば、面を背けて飲まんとせず。
泉鏡花 活人形 青空文庫
」 と言い懸けて、渋茶にまた舌打しながら、円い茶の子を口の端へ持って行くと、さあらぬ方を見ていながら天眼通でもある事か、逸疾くぎろりと見附けて、「やあ、石を噛りゃあがる。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
ところが、彼女らは、南座の芝居や、松竹座のチャップリンの映画や、接吻が出て来るという日本映画の噂ばかしして、明日から京極の小屋に出る望月のことは、口の端にも乗せず、おまけに見向きもしない。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
「子供等よ、騒ぐでないぞ、森の菌霊が臼搗くときぞ」 むす子は、おかしさが口の端から洩れるのをそのまま、子供等に対する家長らしい厳しい作り声をあっさり唇に偽装して、相手の群に発音し終ると、くるりと元の方向に踏み直って歩き出した。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
Alles Oder Nichts イブセンの劇より発し少しずつヨオロッパ人の口の端に上りしこの言葉が、流れ流れて、今では、新聞当選のたよりげなき長編小説の中にまで、易々とはいりこんでいたのを、ちらと見て、私自身、嘲弄されたと思いこみむっとなった。
――当りまえのことを当りまえに語る。 もの思う葦 青空文庫
おなじ言葉を、必ず、二度むしかえして口の端に出さぬこと。
――当りまえのことを当りまえに語る。 もの思う葦 青空文庫
作例 · 標準
都会で成功したという彼の噂が、田舎の親戚たちの口の端に上っている。
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世間の口の端にかかるのを恐れて、彼らは夜逃げ同然に町を去った。
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あの事件が再び人々の口の端に上るようになり、再調査の機運が高まった。
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2
標準
corner of the mouth
作例 · 標準
彼は不敵な笑みを浮かべ、口の端を少しだけ吊り上げた。
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ケーキのクリームが口の端についているよ、と妹に指摘された。
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老人は満足そうに頷き、口の端にたまった唾を手の甲で拭った。
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