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際限なく

さいげんなく
副詞
1
標準
ad infinitum
文例 · 用例
そこで腰に鉄鍋を当てて待構えていて、腰に触る怪物の手首をつかまえてぎゅうぎゅう捻じ上げたが、いくら捻じっても捻じっても際限なく捻じられるのであった。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
つづいて、ちかくの扉が、ばたんばたん、ばたんばたん、十も二十も、際限なく開閉。
太宰治 音に就いて 青空文庫
」 前後左右どちらを見ても、ただ杳々茫々、脚下を覗いてもやはり際限なく薄みどり色のほの明るさが續いてゐるばかりで、上を仰いでも、これまた蒼穹に非ざる洸洋たる大洞、ふたりの話聲の他には、物音一つ無く、春風に似て春風よりも少しねばつこいやうな風が浦島の耳朶をくすぐつてゐるだけである。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
こういう例はあげれば際限なくあげられるかもしれないが、しかし概して自動車の音、ピストルの響きの紋切り形があまりにうるさく幅をきかせ過ぎて物足りない。
寺田寅彦 映画時代 青空文庫
後から後からと際限なく発行されるのではないから、不換紙幣は長くその価値を保った。
幸田露伴 骨董 青空文庫
」 前後左右どちらを見ても、ただ杳々茫々、脚下を覗いてもやはり際限なく薄みどり色のほの明るさが続いてゐるばかりで、上を仰いでも、これまた蒼穹に非ざる洸洋たる大洞、ふたりの話声の他には、物音一つ無く、春風に似て春風よりも少しねばつこいやうな風が浦島の耳朶をくすぐつてゐるだけである。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
従つて星座の数も造らうと思へばいくらでも際限なく出来た筈で、十九世紀頃には知られてゐるものだけでも百九十の多きに達したといふ。
岡本かの子 青空文庫
何となれば、其処に生ずる事情は、際限なく種々様々な形を以て現はれて来るから、之に対する道も決して一通りや二通りでない訳で、大体は道理の正しきに従ひ、人情の美しきに従ふべきではあるが、さりとて一様に言ひ切れぬ。
幸田露伴 些細なやうで重大な事 青空文庫
作例 · 標準
「もう一度、あの素晴らしい景色を見てみたい」と、彼は際限なく旅への憧れを抱いていた。
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際限なく(さいげんなく) — 幻辞.com